
柿渋染め体験に、宮城県の耕野に行ってきました。
ザルに和紙を張り、柿渋を塗って、一貫もの重さに耐えられるような入れ物をつくります。今回は、ザルに和紙をノリで張る作業。昔の人は、なんでも捨てることなくモノを大切に使ったのですね。ハギレ、読み終わった本、手紙など、材料としてとことん使う。今回も、スタッフの方のお母さんが着ていたキモノが、おふとんになり、そして、ハギレとなって、一貫張りのザルへとたどり着きました。
ところで、一貫張りってご存知ですか?
恥ずかしながら、今回はじめて知ったのですが、一貫もの重さのものを入れることができるような、耐久性のある加工方法です。和紙を、たとえば竹のザルにノリで張りつけ、乾かし、柿渋を塗り乾かす。すると、柿渋の効果で硬く頑丈になります。防臭(柿渋石けん売ってました。うちのダンナに一つ購入)、防腐効果もあります。柿渋を塗り重ね乾かしをすると、最初は淡い赤茶色から、濃い色に。昔のひとの暮らしの知恵に、感動しきり。
次回は、8月真夏に、柿渋塗りをします。
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